クロムウェルのPC傾向を固めるために現役時代のSSを書いてみよう。
本日のBGMはコレ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2133615
それにしても持っているアルバムや好きな楽曲を見てみると、アーティストの出身が悉くUKや北欧だったのに気づいて驚いた。故意に出身で選んでいるわけじゃないのになぁ、国ごとに特色とかあるのだろうか。
さて、それでは早速。
舞台
7年前の帝国南部最前線、城塞都市シンディック
主人公
セドリック・ロウ(クロムウェル、当時22歳 軍歴8年) 都市駐留騎士団 ショーテル連隊 中隊隊長
時代考証
軍制度は十字軍時代と近世の傭兵軍を混ぜたような設定。つまり軍団の単位は騎士団→3個連隊→各連隊あたり10中隊 と、中隊規模が部隊の最小のまとまり。中隊は約200名で構成されるので一個連隊2000人という計算。 シンディック公は騎士団6000人と、私兵2000人、その他配下諸侯の軍勢を持っていたが、これは孤立状態であるため期待できない上に、中には裏切る貴族も入るので実質の総兵力は街の守備隊を含めても1万にも満たない。
帝国は拡大政策を続け、疲弊しつつある。
最前線であるシンディックには十分な連絡も物資も届かない。
周辺には帝国に領土奪われ、復讐に燃える異民族、言ってみればイェルサレムのような状態。
都市駐留騎士団はシンディック公の下、領土防衛の任を持つ。
帝国の前線が停滞し、孤立状態になって20年が経過しつつある、戦況は不利、次第に領土は押されて、ついに公爵の領土はシンディックの街を残すのみとなった(つまり周辺の要塞、町も悉く陥落、孤立している。)
帝国の援軍を待つまでもなく、彼らは存亡をかけて戦う。
人物
ロウ中隊メンバー
・セドリック=ロウ
22歳 ショーテル連隊所属 ロウ中隊隊長。勅任騎士。
勅任騎士の嫡男に生まれながら自然な流れで跡を継ぐことを拒み、
一平卒からたたき上げて現在の地位に着いたという異例の経歴を持つ人物。
反骨と毒舌を嫌われて、厄介者を集めた中隊を任される。
若いながらも実績は確かな中隊長。不敵なまでの豪胆さと、毒の篭ったユーモアで隊を導く。
・ジョセフ=アトリー
32歳 元クレイモア連隊所属のエリート。騎士。
旧領土防衛戦の際、市民の退避を守るため、上官の退却命令を無視して殿を引き受け、
上官反逆罪で処罰、落ちこぼれのロウ中隊へ左遷された。 実質的副隊長、堅実かつ真面目な性格。
・マルク=ガミトフ
43歳 20数年戦い続けたベテラン兵。歩兵隊を率いる下士官。
勇敢で気のいい男だが、アルコール中毒。
女房子供に逃げられて、天涯孤独の身、軍隊が唯一の居場所。
面倒見がよく、新米から慕われるオヤジのような存在である。
使い古したハルバードは、熟練の証。
・フィリップ=ヘルツェル
21歳 反骨精神豊かな従士(騎士見習いのようなもの。)
調子の良い男で、なにかと物事を面白おかしく捉えて冗談ばかり言っている。
仲間を喜ばせようと「上官だって殴ってみせる」と豪語し本当に実行してしまった気の毒な人物。
落ちこぼれのロウ中隊に配属されて、少しは懲りるかと思いきや、中隊のざっくばらんとした雰囲気に、水を得た魚のように活き活きとしだしている。 ふざけているようで、根は誠実。馬術に秀でた優秀な斥候である。
・ジャンジャック=セシャン
19歳 少し精神が飛んでいる囚人兵。
物を破壊する瞬間の"音”を愛するばかり、私物では飽き足らず公共物まで破壊してしまった人物。
「ヒャッハ!」などと寄生を上げ、ウォーハンマー片手に敵陣を文字通り破壊して回る。
日常の会話も少々困難だが、ガミトフに叱られると一応言うことは聞く。
一般市民
・ロシェル=ルロワ
21歳 ロウ家の当主とルロワ家の当主が親しい友人同士であったため家族ぐるみでの付き合いがある。
セドリックが洟垂れの悪ガキ大将だった頃を知る数少ない人物。
温和で優しい、やや天然な性格、儚げな容姿も相まって大げさな詩人に天使などと歌われる。
近隣の人々の評判も同じようなものなので、悪たれセドリックと親しくするのを心配する人は多い。
14歳から戦場に出た幼馴染を心配し、毎朝の礼拝を欠かさない良い子である、もったいない。
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