名前:クリストファー・シェルリング
年齢:18歳
性別:女性
種族:人間
職業:商家の護衛(もとい居候)/冒険者(を目指している)
性格
大人しくて優しく、およそ興奮するということが少ないタイプ。
寡黙で感情の起伏が乏しい。元来好奇心旺盛で小さな事にも興味を示す。
内外からの自己否定を乗り越えつつ生きている。
コンプレックスを淘汰するべく自分を成長させるための努力を日々怠らない。
スケジュールに従い生活する。
ひとつの事にこだわる、習慣から外れた事に弱いなど、自閉的傾向をやや持つ。
火傷の事も無知さも、自分に欠けている物を素直に受け止め努力するポジティブ人間であり。
どこか常識に欠ける不器用なアナキストでもある。
経歴
帝国内のとある有力騎士の城に生まれる。
生まれつき病弱で、幼少時に左目周囲に大やけどを負った事もあり内向的。
家庭教師や侍女など、城の中での生活しか知らずに少女時代を過ごしていた。
ある程度成長してくると、顔の火傷は貴族の子女としては醜聞の元であり、
自分の性別に違和感があったわけでもなかったが、こだわりがあったわけでもなく。
周囲の要求と、男性として過ごす方が風当たりも少ないので自然と男性として振舞うようになった。
より「らしく」見せるために、乗馬や剣術の鍛錬を友人からすすめられる。
この頃には体調も比較的回復していたため、好奇心の強さもあって一心に打ち込む。
師範は「戦には全く使い物になりませぬが、守りの腕だけは見るものがありますな。」と嘲笑混じりに評している。
城の中での生活は、幼少期は読書や勉強が中心で。
少女期も同様、成長すると剣術も加わったが、やはり城周囲の生活範囲に限定されている。
「窓の外を知りたい」欲求は次第に高まり、数度の家出の末、十代の中ごろに家を出奔する。
しばし旅をして、ふと気がつく。
「働かないと、いずれお金は尽きてしまう。」
そこで職業を転々とするもどれもうまくいかずに暇を出され、挙句路頭に迷う。
すきっ腹を抱えていた彼女を救ったのは、とある商家の娘にとってのピンチ。
持ち前の「守るだけなら一級品」の剣術で増援が来るまで娘を守り抜き、その縁で護衛として雇ってもらう事に。しかしその後事件は全く無く、既に他の護衛が居たこともあって、毎日が日曜日な人になってしまう。
義理人情には比較的厚いため、何か娘に報いようと。
ならばせめて自分の食い扶持は稼ごうと決意、冒険者ギルドの門を叩く。
今は商家の一室を仮住まいにしながら簡単な部類の仕事を請負い、日々生真面目に挑戦している。
籠の中の鳥だった彼女にとっては何もかもが新鮮で、物珍しく、充実した日々には違いないが、だまされ易く危なっかしくもあり、商家の娘にフォローしてもらってなんとか生活している状況である。
ちなみに娘に脱走された実家は、大慌てで娘の行方を大金叩いて調査、居候の現状を憂い、本人に分からない形で(商家を介したり)援助しているらしい。ちなみに両親健在、父親はいわゆる"重度の親馬鹿”である。
行方を把握してからは何度も接触を図ろうとするも、居場所を把握したことを娘に知られたらまた逃げられかねないので一度も会えずに居るらしい。
娘としては育ててくれた恩を(色々とあったものの)素直に感じており、いずれ立派になって恩返しをしようとは考えている、ほとんどの場合、目の前の課題に追われて忘れているが。
外見
明るい亜麻色の髪を持つ、小柄な少年。
ヘイゼルの隻眼は優しげだが、どこか生意気な意志の輝きを宿している。
華奢だが引き締まった体を持ち、動作は剣を嗜む者のそれである。
左目とその周囲に大火傷の跡、髪で隠しているが、時折覗くそれは生々しい。
衣装
全体としてセミフォーマルな衣装。
葡萄酒色のシャツに白黄色のベスト、緑灰色の上衣を羽織り、茶色のタイ。
晩秋、冬を思わせる色合い。
武器
・レイピア :刺突を旨とする細剣。受けると折れてしまうので守りには使えない。小さく素早く攻撃を繰り出し牽制に用いる。 実家からの持ち出し品。【名工の武具】
・マンゴーシュ :「届かざる護りの短剣」 左手に持つ波型の短剣。一番のお気に入りで、よく手になじむ。
生まれて初めて手に取った武器。以来相棒のように愛着を持って手入れをしている。実家からの持ち出し品。
・ロングソード :刃渡り90センチ。装飾の一切無い簡素な作りのごく普通の長剣。 しかし戦士のための武器であり、彼女の筋力には不釣合いなため、常用はせずスペアとして用いる。アルバイトのお金を貯めて自分で買った品、それなりに大切にしているが、多くの場合ベッドの隣に鞘ごと置かれたままになっている。
・ライトスピア :騎兵用の比較的軽量な部類に入る槍。単純な作りでよく撓る良品だが、その用途は物干し竿であり、彼女の部屋の壁の隅につっかえてある。
・騎士盾 :5角形、野球の白いアレのような形をした盾である。彼女の家の紋章が描かれており、白い毛並みに馬と鹿の双頭を持つデミゴッドが咆哮しつつ正面を睨む。部屋に飾るか、背中に背負う。
その他所持品
・ヘアブラシ :彼女の中で唯一、母から素直に受け取ったもの。毎朝晩と欠かさずにかけるものの、彼女の癖毛はその強固さを証明するのである。
・手鏡 :実家からの持ち出し品。身だしなみに使うのが半分、曲がり角で敵の様子を伺うのが半分。
・匿名の手紙の束 :差出人に「謎の紳士X」と書かれている。真相は寂しさに耐えかねた父親が、こっそり娘に送った手紙。だいたい月1ペースで部屋に届けられ、あれこれと無難な話題を綴っている。娘も変わり者だが、それは父親の遺伝だと証明するような手紙である。
・携帯食料 :「マズイ」ことで有名な黒色の塊。材料は不明だがそこが売りというから驚きである。そしてそれを好んで買って「おいしい」と評するクリストファーにも驚きである。
・磨き粉と砥石 :武器の手入れに用いる。 彼女の出費の10分の1を占める消耗品。
・雑多な本のタワー :彼女の部屋に山積している本。その多くは古くなった中古本で内容は陳腐だが、彼女にとっては新鮮で、かつ本というものそのものが高価なので実家からの仕送り無しでは買えない品々。ジャンルは幅広く、庭の手入れから宇宙の真理まで様々。
・医学本 :生まれた頃からお世話になっている医学本。著者は著名な医学者で、なんでも破傷風を撃退するには焼けた油を注ぐと良いと主張しているというトンデモ医者である。 とはいえその他の事項については"概ね”まとも、それなりに。
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・薬草学用品セット :調合用のすり鉢やすりこ木、鍋、容器、採取用の手袋やナイフを全て含む。
・火口箱 :火種をつくる道具。マニュアル調合で使用。簡易調合には必要ない。
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・水袋 :マニュアル調合は湯をわかす必要があるため、マニュアル調合で使用。
基本素材ポット :薬品の調合に使われる素材をペースト状にし、区分けして収納できるケース。
能力:HP20 MP:25 0350
敏捷5が「守りだけは強い」の部分。主にマンゴーシュの扱いに反映。
イニシアに関してはレイピアを含めた牽制の力といったところか。
スキル:
・血統 : 帝国内にそれなりの地位を持つ有力騎士(主家が伯クラス)の家柄。伯の継承権順位も与えられている家である。
・薬草学 : 自分の身体を叩き台に、専属の医師による持病の治療、火傷の治療。そしてトンデモ医学本から学んだ知識と経験。
・救済 : 貴族の習いとして聖職者を家庭教師に勉強、習得した。
・名工の武具 : レイピア"センシュアル” 宮廷に仕える鍛冶職人が丹精込めて造り上げた一品。
欠点
・虚弱体質 :生まれつき。 死なない病気ならその殆どを経験したといっても過言ではない。規則正しい生活と欠かさぬ鍛錬で今では健康体に近く活発になったが、骨格の弱さ、肺活量の乏しさ、純粋な腕力としての筋力の低さなど今なお残る彼女の弱点である。
雑文:
「魅力」も考えたが、火傷が顔にあることを考慮して排除。メタ的には、男性として生活しているのでどちらの性別に適用されるかがややこしいため。
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