テーマ 「ネガティブ要素がまずありき」
「守るな! 攻めて、攻め続けて勝ち取れ!」を経て
「泥なんてなんだい!」の精神で。でも原点のネガティブ、痛みも一緒に進んでいく…みたいな。
これを一文に纏めるのは難しいなぁ。疾走感、若々しさも出したいところ。
顔絵も表情を強く変えたいね!
あまり関係ないかもだけど、フヂタさんはキャラの感情を出すときにまず眉毛から書くらしい。
太いよね潮とか勝の眉毛。 さて本番本番。
クリストファー・シェルリング 18歳 女性
騎士の家に生まれる。 はまず固定で。
少女時代 の考え方と視点を変えよう。
まず病弱からスタートする。
病弱だとベッドから動けない、しなくちゃいけないことも、してあげたいこともできない。
「自分は怠け者なんじゃないか」「家族に嫌われたくない、負担をかけたくない。」「自尊感情の低下」
だよねぇ……病気のせいといっても、本人は自分が何もできなかったら認めたくないだろうし。
もしもある程度、前は動けてたーとかだったら尚更、何もできなかったら自己評価は下がるよね。
「役立たず」「足手まとい」「ごくつぶし」「醜聞のもと」
帝国って外部に敵を抱えてる国みたいだし、貴族、騎士階級は特に力というか、今で言う「できる」必要があるわけだよね。
というより中世そのものが今よりずっと生きるのが厳しい時代だから、当然一人に要求される労力っていうか、役割っていうか…それも高まる。
そんな中で何もできない、長くないだろうとかうわさされる。最悪のろわれてる、とか?
やけどじゃなくて病気の紫斑ってことにしようか、これだと最悪魔女扱いだしね。
悔しいだろうし、なにより怖いだろうな。人と接したり、外に出るのがそもそも。
けど、本や窓から見える自然。手がとどかなからこそ膨らむ憧れ。
でも憧れを抱いても、その都度、妨害するものがある。
まず最初に自分の体。
次に貴族の仕来り、女の子は外に出たり冒険したりするものじゃない、みたいな。
ようするに政略結婚のために都合の良い女性になることを要求されるわけだよね。
まず身体がある程度回復する。
というより、努力してなんとかする。散歩の距離を庭の木一本ずつ増やしていく、みたいな。
それでやがて外に出られるようになるんだけど。
普通家族は心配するし、上の常識もあって出してもらえない。
諦める、うーん。たいていは諦めるよな。
それでもがんばる、外に出たいって思う理由ってなんだろう。
誰かに認められたとき、あるいは認められたい。信頼に答えたい時に人は頑張る。
誰かに信頼された? ずっと自分は何もできないと思ってて、けれど誰かに初めて信頼された、期待された……だとしたら頑張れる。
まだ病弱だったころに、旅芸人の一座がやってくる。
当時の城持ちの貴族って宴会に芸人呼んだりしてたしね、それでその芸に感動する。外の世界にあこがれる。
その芸人一座の見ならいが同い年で、失敗ばかりで親方にしかられる。人気のいないところでないてるのに出くわす、なぐさめる、苦労話を聞く。
苦労話を聞いてるうちに、なんていうんだろう。カルチャーショックだよね。
自分は生まれながらに衣食住が保障されてる。
けれど彼は孤児で、一座で一人前に成れなければ路頭に捨てられる。
芸ができないと殴られる、ご飯を抜かれる。 それでも負けずに、少し慰められたくらいですぐに、いや慰められなくても多分彼は頑張って頑張るんだろう。
彼女は自分の境遇を話す、自分に比べてなんてすごいんだろう、うなだれる。
彼は夢を話す。
一人前になって、自分の居場所、店を持つ。
だから頑張って生きて、いつか自分の店に買い物にきてほしい。励ますつもりで、小さな目的を作るつもりで。
彼女は成長すれば、それくらいはお小遣いで。親の金で自動的に買えるだろう、生きてさえいれば。
でもその間に、彼はどれだけの努力をするのだろう。自分はなにもできないまま……釣合が取れない、彼に胸を張って再開したい。
だから彼女は約束する。 いつか自分で得たお金で、彼の店に買い物にいくと。
……おぉ。
なんか勢いで書いてたら結構良い感じかもしれない。(明日になったら悶絶するかもだけど。)
今日はやけにテンション高めなんですよね。 よーしまだ頑張るぞ!
昔の約束。
胸を張って再開するために彼女は努力する。
まず自分の病気に。
紫斑ができたのは…あぁ、なるほど!
少年に会う少し前に高熱を出す。そして顔中に紫斑ができる。
打ちひしがれ、ついに自分に価値を見出せなくなったときに、彼は普通に接して、励ます。約束、つまりは期待だよね。それが同年代と初めて得た絆だとしたら尚更うれしいだろうな。
紫斑が出来て部屋に閉じこもっていた少女はそのときから変わる。
曲げていた背をまっすぐに、前を見る。
醜聞にも負けずに。貴族の結婚を待つ淑女、は紫斑でもう無理とされているし、では男性として自分の腕にかけて名を立てようとする。
それで剣の稽古に打ち込むんだけど、どう頑張ってもどう努力しても力じゃ同年代の従士たちに勝てない。
騎士の戦い方はいわば力がメインだからなぁ。もっともドイツ剣術とか見てると必ずしも力で押すわけじゃないんだけど、それでもある程度、剣を振るうには下地の力が必要だしね。型を維持するのも力が要るし。
それで彼女は当時邪道とされていた、レイピアの剣術に。
堂々と攻撃を受け止めるべき騎士の守りから、俊足で逃げ回る戦い方に。
周りは馬鹿にするけど、それを実際の試合で証明してみせる。
騎士道も時代とともに変化するんだよね。
全盛期はクロスボウだめっていったり、剣とか槍にこだわって。
フレイルだとかハンマーだとか、使えば強いけど下賤な武器だからって使わなかったり。でもそれも時代が変わると使うようになるんだよね。
これのあれこれ制限があった、ってことにしよう。
レイピア、エストック、この辺は全盛期だったら受け入れられない気がするんだよなぁ。騎士の象徴である鎧をほとんど無効化できちゃうんだから。
で、そこそこの実力はつけるんだけど。当然周りは面白くない。風当たりは強くなる。
さすがにこのあたりで辛くなってくるんだけど……うーん、普通そうだよなぁ。
約束があるからって少女が一人で、…うーん、できないこともないだろうけど、もうひとつほしい。
よし、ここでパパさんを登場させよう。
おかんが厳しい人で、パパは婿に来たことにするか。
パパとしては娘がかわいくてしょうがなくて応援してあげたいんだけど、立場弱い、気も弱い。
おかんが「貴族の娘たるもの!」とあれこれ。教育ママン。要求度高い。
でも紫斑がでちゃった事件で、ママンは娘を無視するようになる。
「あんな子、うちのこじゃありません。」事件。
それで良くも悪くも娘がフリーになって、パパがようやく娘に接する隙ができる。(それまではママが教育方針をホールド)
これまでの分も含めて、寂しかったこととかあれこれ話して。
その後は普通に一緒に遠乗りしたり、剣の稽古(といってもパパ弱いんだけど)をしたり。
成長した娘にパパ感激。しかも紫斑も乗り越えて、自分の足で立つ、っていうんだから心配もあるけど応援したいってのが親心だよね。
それでなんとか安全に、かつ娘が成長できる機会をーとか探し始めるんだけど。
ここでママン登場!
今まで無視で、冷戦状態だったんだけど。ほったらかしだったんだけど。
「外に出る? あなたのその姿を領民にさらすというのですか?」 みたいな。
見てくれ悪いからやめてくれ。みたいな。
そして娘キレる。
「わかりました、それほど外聞が気になるというのでしたら。母上の耳に届かぬほど遠方に私は行きます。」
パパンは口を開きかけ、
『あなた(パパ)は黙ってて!』
しょぼーん。(娘はアレに気の強さを遺伝してたのかもしれないな……。)
そしてあれやこれやと言う間に娘は荷造りを追えて無鉄砲にも城を出ちゃう、遠くに言っちゃう。
パパは心配するけど、ママンの視線が痛くて公には探せない。
こっそり探すのは限界がある……時間がかかる。
その間に娘は一通り世間の厳しさを味わって。
そのあと商家の娘さん(その後ベストフレンド)のピンチを救って護衛という名の自宅警備員に。
これじゃ自活とは言えない、とついに冒険者ギルドの門を叩く。
立派な騎士になる第一歩だ、やったね!
そしてパパは居場所を突き止める。
実際に会いに行くのはママンの監視があって無理だけど、手紙とお小遣い(しかしこれは受け取ってもらえない。受け取ってもらえないから時々見えない形で根回しする。)
別に女性に戻っても問題ないんだけど。
既に結構な年数を男性として過ごしてるし、なんていうのかな。
男でも女でも、どちらにもこだわりがなくて。
今の自分が自分っていうか……性別がどうあれ自分は自分って言うか。
女性が嫌だから男じゃなくて。
男になりたいからでもなくて。
ただそうだったから、今もそうなだけ、みたいな感じかな。
うっし、大体できたぞ!
あとはこれを明文化か。
これを第一。
次に名簿形式で一通り書くのが第二
最後にそれを推敲して、余分な所を削ぎ落としたりして第三
うん、楽しみだ!
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