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《adroad alternate》のPLGaramの作戦本部(?) 燃える物を集めて何事か企んだり、PCの設定を練ったりと、AAでの生活の拠点になる(予定)のblogです。
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プロフィール
HN:
Garam
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1990/06/09
職業:
大学生
趣味:
中世,RTS,チェス,読書,TRPG,なりちゃ,料理,映画
自己紹介:
好き:
・なりちゃ、TPRG(徹夜も辞さぬ!)
・中世ヨーロッパ&トールキン的ファンタジー
・混沌としたものと同時にほのぼのとしたものも好き
・亜人種バンザイ
・甲冑大好き
・戦術的な頭を使うゲーム(戦略は苦手)
・好きなゲームはMount&Blade,Company of heroes
・ロマンがあるのはWWⅡまでだと思っている
・騎士道はロマン

嫌い:
・ヌルゲー、能力インフレゲー
・ファシズム
・辛い物
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あづい……僕の部屋の窓は西側の壁をほぼ占有しているのですが、それ以外の方向に窓が無いため熱が大量に入り込むというのに排出する手段がないのです。クーラーはまだつけたくないし……我慢する。
しかし、自分の書いたものを後から見て毎度恥ずかしくなるんですが、懲りずに今日も書いていきましょう。
本日のネタは種族間戦争。
大体史実で言うなら17世紀くらいの技術水準を思い浮かべて、君主制でもう少しで憲法と議会が生まれるかなーくらいの時代。ライフリングの技術と鋼鉄の技術があり、内燃機関は……んー、ないとつまらないのでまた風石に登場してもらいますか。

ふーむ、神話の時代より英知と理性を以って反映を築き、あらゆる人の文明の憧れであったエルフによる王国。
幾たびかの王朝交代を経ても数千年に渡り存続してきたエルフによるアノンフィル王国、人類の間に退廃と不和が広がり、疫病が彼らを襲った時には彼らを救い、飢餓の時には耕作の知恵を授けた。
圧倒的に洗練された文化と繁栄を築き、時には人類を教え、導く存在。
しかし科学の芽生え、自ら栄華を掴むことができるようになった人間の王達はエルフを疎うようになる。
王ばかりではない。
宗教家は自分達の信じる神を冷笑し、自分達の神より古い神を信じるエルフを異端とののしった。
商人と軍人はエルフの築いた数千年分の富と利権を求めた。
貴族はエルフの持つ長寿と美しさを羨み。
平民は全てを羨み、為政者の煽るまま日々の苦痛の原因をエルフに求め怒り狂う。

――今こそ邪悪なるエルフに裁きの鉄槌を下すべし。

うねり高まる反エルフの感情に、教皇ウラヌス19世は応えた。
「神はそれをお望みだ」
エルフ征討の為の神聖軍が宣言され、立ち上がる諸王を代表しニテンス王が総司令官となった。
諸王国は艦隊を編成し、史上最も強大で、熱狂に包まれた軍勢が陸海空から攻めかかる。
人間の愚かさを嘆くエルフであったが、彼らとて身にかかる火の粉は払う。
過去幾たびも繰り返された戦乱、それらの大半は人間の間で全てを手に入れた王が次なる欲を伸ばしてきたときに起きてきた。その王と一族さえ倒せば内乱が始まり戦争は終わる……これまでの戦と同じように考えていたエルフは、さほど危機感を持ってはいない。能力の高さもその理由の一つだったろう、エルフは元より高い魔力を持ち、一人一人が人間の大魔術士数人分に匹敵する。そもそも銃や大砲を持つ必要すらないのだ。
しかし神聖軍が国境に出現し、高名なエルフ達が次々と銃砲撃に倒れ一夜のうちに前線が崩壊したことで、史上初めてエルフは人間を恐れた。
歴史家は次のようにエルフの敗因を評している。
「エルフは欠乏に恵まれぬという悲劇に見舞われたのだ。」
発明は必要から、工夫は不足から生まれる。
生まれながらに高い能力を持ち、理性的で愚かさを知らぬエルフ達は無い状態からの出発を知らず、敗北を知らない。恐怖をはじめとする感情にうろたえ、元来の能力を発揮する間もなく次々と都を失っていった。
野を焼き、財産を略奪し、果てはエルフのその身柄すら売り物にして神聖軍という名の略奪者達は王都を目指す。
更なる侵略を、更なる富を、男は殺し、美しきエルフの女は奴隷に落とす。
火が枯野に広がるように略奪者達はエルフの栄華を焼け野原と廃墟に変えた。
高名なエルフが人間の雑兵に無残に撃たれ、幾千年積み上げた文化の都が軍靴に踏みにじられ、才女達は鎖に繋がれ家畜のように売られていく。その様を嫌というほど見せ付けられたエルフ達は怒りという感情を覚えた。
エルフの王に率いられた戦士たちは、戦線が伸びきり勝利に酔いきった人間の軍勢を次々に駆逐し始めた。
神聖軍は森を一つ奪うために百の兵を失い、丘を一つ取るために千の兵を失い、街一つのために万の兵を失った。
前線で戦う平民とエルフの怨嗟の声を聞きながら貴族と王は唾を飛ばしながら叫ぶ、「殺せ、殺せ、殺せ……」
かくして膨大な血量を必要としながらも神聖軍は10年の時を経てついにエルフ王都を包囲する。

……なんというか、我ながら中二乙。
まぁ、中二を厭うては試行錯誤も難しいし、試行錯誤無くては進歩もなし。
んー、よし、ここから小説形式にしよう。

「少佐! 全中隊配置完了との報告です。」
「あぁ、ご苦労。」
ニテンス王国陸軍 第7歩兵大隊は攻囲戦司令部の指示通り王都西側の稜線に展開、あたりを見渡す小高い赤土の丘の上に大隊司令部はあった。レバーアクションライフルを携えた兵卒が敬礼し、大隊長の天幕を辞す。
大隊長ラーベ少佐は痛む目を抑えて先ほどから睨み続けていた戦略地図から目を放す。
「戦闘開始までには1時間ほど猶予があります、少しお休みになってはいかがですか。」
傍らに控える若い副官、ヴェルナー中尉が心配そうに休息を促すのをラーベ少佐は笑って手を顔の前で振る。
「いや、指揮官が働けば働くほど部下の損失は減る、砂時計の砂は戻らん、今のうちに出来ることをしておきたいのだよ。」
「そうですか……ではせめておいしい紅茶を淹れさせていただきます。」
ありがとう、と精悍な頬を緩ませて頷き、従卒に任せず自ら湯を沸かしに行く副官の背を見送りながら今後のことに意識は戻る。
「どうぞ。」
程なく出された紅茶――職人芸のそれを味わいながらもラーベの表情は暗い。
「お気に召しませんでしたか……?」
「あぁいや! もちろん旨い、君の紅茶は職人芸だと思う。 ただ、それとは別に……この茶葉の出所を思うと、な。」
なるほど、と副官は頷いた。
この世界における最高品質の茶葉はエルフの手で作られる。秘匿され人間には伝わらぬ技を用いて作られるそれは神の作る芸術品のように繊細な味わいだという。それを我々が先の町を陥落させた折、由緒ある商家の倉庫から略奪してきたものだった。
「……すまん、これは戦争だったな。」
繰り返される蛮行、それはラーベにとって胸糞悪いことではあったが、一介の軍人が政治に口を出せるとも、また出すべきでないとも考えておりどうにもできないことだと思っていた。
せめて自分に出来ることといえば、罪なきエルフを効率的に殺戮し部下の被害を少しでも減らす方法を探すことだけ。
「いえ……本国からの備蓄茶葉で淹れなおしてきます。」
出してもらったお茶は飲み干しつつ、傍らには副官、ランプの照らす明かりの中、大隊司令部にラーベが地図を触る音だけが響く静寂が訪れるのだった。

それは人間の非業に対し、神の怒りが成せる技なのだろうか。
血のような赤みを帯びた厚い雲が空を覆っている、それは太陽の光を殆ど遮り、真昼だというのにあたりは夕方のように赤く、暗い。
しかし大地が赤いのは人間とエルフの業だった。
数えるのもバカらしくなるほどの砲撃、応酬し放たれるエルフの破壊魔法が大地を抉り、人とエルフを粉々に砕いて大地は着々と血を吸っていく。
第4大隊旗下のE中隊は196名は王都西側の先陣を切り、砲兵大隊の支援を受けながらエルフの破壊魔法が織り成す爆発の間を駆け進んでいた。
「チクショウ! 味方の頭に砲撃を落とす馬鹿はどいつだ!」
しかし混乱する無線は砲兵部隊に間違った情報を認識させ、25ポンド砲の榴弾がクレーターに伏せる歩兵達を次々と吹き飛ばしていく。
阿鼻叫喚、耳が馬鹿になる騒音と舞い散る土砂が口に入るのもかまわずにクレイ大尉は無線兵から受話器を奪い取る。
「火砲任務! アルファー775、ベータ381 火砲承認――…撃てェッ!」
ゴォォウ……。
大地を揺らす方向がはるか方向の砲兵陣地から響く、胃を揺らす振動を感じ、クイン大尉はクレーターから上半身だけ這いずり出しながら双眼鏡を覗く。
視界には魔法強化された城壁が榴弾を弾く様が見て取れたが、少なくとも爆発は城壁を覆い視界を遮ってくれていることだろう。これで城壁上から破壊魔法で狙い撃ちにされずに済む……。
獰猛に笑うやライフルを引っつかみ大尉は立ち上がった、クレーターの中を振り返り、赤土の上で控える兵達に身振りを交えながら叫ぶ。
「諸君仕事だ! 王立砲兵の砲身が焼け付くまで5分……それまでに城壁へ取り付くぞ。この街は我々のものだ!分捕りに行くぞ、付いて来い!」
姿勢も低く大尉が走り出し、勢いづいた兵らが歓声を上げながらクレーターから這い出し駆け上がっていく。煙の間から闇雲に放たれた破壊魔法の光球が次々と着弾し地面を巻き上げる。
――ッ!
不意に足元が爆発し、反射的にジャンプして被害を軽減する。右足の太ももに裂傷が生じるがアドレナリンの分泌された脳は痛みを伝えず、大尉は遮二無二駆ける、視界の端の部下達の表情も恐怖と興奮で歪み、地獄の焦土を駆ける悪鬼どもを思わせた。
「ぎゃああああ。」
「ママァ! ママァアアアッ!」
城壁も間近というところでいつの間にか目の前を走っていた若い兵らが身体ごと吹き飛ばされた。
生暖かい液体を顔に浴びながら、彼らを省みる余裕すらなく大尉は駆け、身体を飛び越えて着地、前転しながら城壁の直下で膝を落とした。
城壁の直下はエルフ自ら張った魔力障壁の影響でエルフ自身も魔法を撃てない、なにより視界が遮られていては攻撃のしようもなく、そこは束の間の安全地帯だった。
「走れ!こっちだ――!」
後続の部下達を手で促しつつ、次々と城壁直下に飛び込む兵を受け入れる。
荒い息を整えながら面々を見渡せば皆一様に血走った目、中には軽くない怪我を負った兵も多いが興奮ゆえか動きに鈍りは見えない。
「アンダーソン! デモリッションチャージ!」
「アイアイキャプテン、離れろ! 耳塞げェッ!」
呼ばれて名乗り出た兵が、手に箱のような物を携え魔力障壁の手前の土に埋め込む。
そこから導火線のような物を延ばし、隣の兵が差し出した複雑な文様の描かれた小石を接続し――
「Fire in the hole!」
『Fire in the hole!!』
身体を背け、耳を塞いだ刹那骨をも揺らす振動が響き、轟音はもはや聞き取れないほど大きく音というより殴られた感覚に近かった。
しかし噴煙が収まった先には無残にも崩れた城壁が彼らに進路を示している。
時計を見れば丁度5分、砲兵隊は焼ききれた砲身を交換する作業に移るだろう。残った城壁の上に居るエルフが正気に返る前に城内へ突入しなければならない。
「Fix! Bayonet!」
『Fix! Bayonet!!』
大尉の掛け声を軍曹が唱和し、兵らが一斉ライフルに銃剣を装着する。
ライフルを肩に担ぎ、腰からリボルバーを抜いて天上に掲げながら瓦礫に片足を乗せて仁王立ちし、
「Follow me.....Charge!!」
リボルバーが振り下ろされた。
『うわぁああああッ!』
蛮声と共に銃剣を腰に構えた兵達が一斉に突入を開始する。
ようやく我に返った内郭の守備エルフがそれに気づき応戦の魔法を放った。
しかし城壁を爆破されたエルフ側が後方から続々と押し寄せる人間の軍を押し返せようはずもなく、王都の包囲戦は間もなく終盤に差し掛かるのだった。


あ、あるぇ……?
十字軍っぽい宗教戦争を予定していたはずが、書き上げてみたらWWⅡのイギリス軍風味だったでござる。
何を言ってるかわからねぇと思うが(ry

いつものこととはいえ衝動的に書くとこうなっちゃうのよね。
まぁいいか……城内戦城内戦ー。
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