前回の記事を検討。
一言で表現すると……… …長い!難しい!くどいんじゃーッ!
ぜぇはぁ…。
というわけでもっとシンプルにすると決意。
舞台はアドロード近郊。
古い城址。
地下に遺る一室に、亡者となった一人の貴族。
彼の認めた一通の手紙が冒険者ギルドへと届けられた。
手紙を携えやってきた亡者の姿。
驚くギルド幹部であったが、手紙の内容はより一層の戦慄を彼にもたらすものであったという。
いわく……
(インクが乾き、使い物にならぬゆえ禍々しい塗料にて記す事を許したまえ。)
『街の代表者殿へ。
かつて領主としてこの地を守った者として、再び地に人が根付いた事を喜ぶと同時に、私は憂いてならない。
我らは父祖より受け継いだ地を守ってきた、しかし父祖が地を拓くより先に、この地には蛇神が居たのだ。
かの蛇は地に毒を撒き散らし、鳴き声は家畜を殺す。
モトゥイラの会戦……貴殿らに伝わり残っているだろうか。
我らが父祖は犠牲を払いながらも蛇を打ち倒し、その首を丘に埋め、更にその上に城を築いたのだ。
さて、この我らが鎮後を脅かす愚者が居る。もし、貴殿らの手によるものならば速やかに手を引かれんことを。
さもなくば家臣共を率い、西方世界すべてのために、貴公らが街を討ち滅ぼさん。
――賢明な選択を祈って。
スレズク城主 ハエダ卿が記す。』
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