まるっきり新規のものをはじめから作るのは難しいですからね。
「一度色あせたものは二度色あせることはない」 昔愛した作品を舞台に2次創作を作るとしましょう。
題材は「マビノギ」、知ってる人は知ってるかもですが古いMMORPGです。
僕はこれを初期の頃から高校卒業くらいまでやってまして、中2で始めて5年くらいやってました。
当時は全てが新鮮だったなぁ(遠い目)
という感じの、年頃が年頃でしたしね。
キャラのRP、設定。
かなーり凝ってたと思います、病弱だったもので尚更入れ込んでましたw
高校卒業して、学校以外の世界を知って、やがてマビノギからも卒業したわけですが。
当時知らない人と焚き火を囲んで雑談したり、最難関ダンジョンに仲間と挑み、徹夜のデスマーチを敢行したのは良き思い出です。
というかTRPG、なりちゃに向かう下地でもあります。
マビも時代とともに雰囲気重視から効率、能力重視、アイテムゲーに変貌を遂げました。
無料化を切欠にして徐々にプレイヤーモラルも低下。
従来の設定と新設定が矛盾するなんてこともしばしばです。
僕は前者が好きでしたので、もっと雰囲気や設定を大事にするゲームは。
昔のUOのようにRPを重視しているゲームは?
動画でTRPGの存在を知り。
検索→最も更新日時の新しいサイト→アドロード。
という流れだったのでございます。
とまぁ、かつて経験したそれらを元ネタに物語を作れないだろうか。
という試みをぼちぼちやっていこうと思います。
場所
:エリン ウルラ大陸
時代
:G1~G3を使用、独自歴史。独自設定。
モトゥイラ戦役終結から幾年か経過した世界。
勢力
エイリフ王国
バルホロン族
エルフ族
ジャイアント族
ポウォール
状況
ウルラ大陸とイリア大陸は地続き。
北端にバルホロン族、中央と西部の広大な領域をエイリフ王国が治め、諸侯の支持の元国王が政を執る。
東部にエルフ族、バルホロン族の北東、エルフの北西にジャイアントの国がある。
エイリフ王国南端から不毛な地が広がり、コボルトやゴブリンなどの亜人の部族集落が続く。
さらに南に進めば堕落した神キホールが治めるポウォールの領域が存在する。
関係としては
エイリフ王国⇔バルホロン族:人間の勢力、緩やかな同盟関係
エルフ⇔ジャイアント:互いに合い争う、不倶戴天の敵同士。
エイリフ王国⇔エルフ、ジャイアント:外交戦略として不利な方に介入し戦争を長引かせてきた。結果双方から嫌われている。広大な砂漠もあり、国交はほとんどない。
バルホロン族⇔エルフ、ジャイアント:友好関係。相互に敬意を払い僅かながら交易も行われている。バルホロン族は双方の争いに不介入。
ポウォール⇔その他勢力:キホールは自分の作ったポウォール以外の種の殲滅を目的にしている。そのため両者は致命的に相容れない。全ての文明にとっての天敵。
指輪物語臭がプンプンする設定……。
バルホロン族
:ウレイドの森より北、ティルコネイル周辺にいくつかの集落を持つ部族集合体。
それぞれの集落に長と民会を持つ。ダンカンはそれら長達の主席にあたる。
北峰から流れる雪解け水はアデリア川となって流域に豊かな小麦畑をもたらし。
青々とした草原に家畜を放し、自然と共生しながら穏やかに暮らしている。
しかし魔札によって凶暴化した動物。
古王国の防衛要塞だったものが下級魔族の沸く巣窟「ダンジョン」を周辺に2つ持つ。
北のアルビ、東のキア、それぞれ不定期にゴブリン軍団、クモの集団が村を襲う脅威にさらされている。
文化、装備などはケルト族に順ずる。
エイリフ王国
:王の祖先はバルホロン族と同じルーツを持つが、その後複数の人間の部族が集合し王国を形成する。
それぞれの部族の長はそのままその地を治める貴族となり、彼ら諸侯が王を支えている。
首都はタラ。タルティーン、ダンバートン、イメンマハ、バンホールといった都市を持つ。
宗教はライミラク教、都会になればなるほど教会が権力を掌握している。
文化や装備などはアングロサクソン、ノルマン式。
エルフ
:長命にして容姿端麗な種族。
人間より遥か昔に創造され、以来キホールの創造したポウォールとの戦いを担っていた。
彼らの時代は終わりに近づき、日に日に力を失い数を減らしつつある。
往年の権威に拘り自尊心の非常に高い種族だが、善き種族の霊長という自負から面倒見は良く律儀。
上古の昔には王が居たが、今は元老院による共和制。議長はカスタネア。
ジャイアント
:エルフほどではないが長命。名前の通り3M近い巨体を持つ種族。
元来繁殖力に乏しく数が少ない。女性の個体数が少なく、一妻多夫制を取る。
エルフとは長年争ってきたが、ポウォールの襲来に際しては休戦し共闘することもある。
現在の王はクレイグ王。勇敢な王だが妻には頭が上がらない。
ポウォール
:地にある全ての種族の敵。
ライミラクの創造する世界に嫉妬したキホールの邪な企みから生まれた神の計画から外れた種族と言われる。
ガーゴイルなどの人間離れした容姿の部族が一般的だが、本作では人間に近い知的な上位種も登場する。
:上位種
純粋な魔族(存在はよくわかっていない)と神に離反したエルフを掛け合わせた種族。
ルーツがエルフであるため長命にして容姿端麗。魔力の扱いに長ける。
インキュバスなどの派生もあるが詳しいことは判っていない。
基本的に個体数も少なく、魔界における貴族の役割を持つと推測される。
神
:ライミラクを最高神に、各一人の男神、女神が居る。
男神はキホール、ライミラクの世界創造を妬み反発し離反する。ライミラクの作った物すべてを初期化したいと考えている。
女神はモリアン、ポウォールに蹂躙される他の種族を救うため神の地位を捨てデミゴットとなり地に下る。
今はダンジョンの鎮護として石造に封じ込めており捕らわれの身。
文明水準
人間は史実の10世紀前後
エルフ、ジャイアントは古代地中海文明
ポウォールは下位は中世暗黒時代
上位種は15世紀くらい。甲冑はドイツ式。
ミレシアン設定
:苦戦する人間たちを救うためモリアンが創造した種族
誰から生まれるでもなく世界に出現し、10歳程度の子供の姿で生まれる。
人間とほぼ変わらぬ容姿と成長速度を持ち、初期能力もほぼ変わらない。
しかし最もずば抜けているのは学習能力と転生能力。
天才的な速度で技術を習得し、
身体が古くなると自ら新しい身体を作り魂を移すことができる。
ちなみに性別から肌の色まで全て変えられ、技術と知識は継承されていく。
原作では死んでも無限に復活するが今回は原則無し。
オリジナル登場人物
・クラエス 種族:ミレシアン 容姿:女
最も古い第一期のミレシアン、推定年齢500歳。
大体20代半ばくらいの容姿を保ち、美しい金髪を持つ。
ミレシアンによる戦闘団を率いるリーダー。
いやらしい戦術と合理的な戦略、そして異常なまでに過酷な訓練を団員に課し、団を精鋭に仕立て上げた。
第1次、第2次モトゥイラ戦役、主要な戦いに必ず団を率いて参戦。
「マビノギ」に謡われる英雄となる。
現在は隠棲し、世界を飛び回っているとも。
サドスティックな性格で、部下をいじり倒すのが人生の楽しみだから、多分いちばん嫌なタイミングで帰ってくるだろう。
・アルヴィン 種族:ミレシアン 容姿:かつては女、現在は男
第2期ミレシアン、推定年齢450歳。
少女の姿で世界に降り立ち、右も左もわからず路頭に迷っているところをクラエスに拾われ団に加わる。当時は可憐で温厚な少女で、あまり戦い向きの性格ではなくむしろ学問や回復魔法の才に向いていると思われた。
しかし――、
「入団初日。武器の持ち方を口頭で説明され、斧を一本手渡される。そして強制的に転移させられた先はシドスネッターという過酷な冬山地帯。コヨーテの大群の中、自給自足で生き延びる。
いきなりダンジョン遠征は当たり前。
新人達を集めて最も呪われ危険なペッカダンジョンの最奥に飛ばされ、一週間そこをさ迷う。」
といったスパルタ狂育を施され一角の弓師となる。
真面目で温厚な常識人。天才肌のクラエスと周囲の緩衝材、副官となり、各地の戦場を渡り歩いた。
それなりに優秀、しかしクラエスには「秀才ではあるが頭が固すぎる」と一蹴され、他にもいろいろいじめられていた。クラエスの影に隠れて目立たないが、本人的に不満はなかったらしい。
モトゥイラ戦役後隠棲。
元来穏やかな性格だったこともありティルコネイル村の古屋に落ち着く。
とある理由から男性の姿を取り、生計のため村の子供たちに冒険や戦闘の知識を伝えながら、念願の「ゆったりライフ」を満喫中。
「おい、戦いに行くぞ」
と、いきなりダンジョンへ飛ばしにくるクラエスの影に今でもおびえているのだとか。
クラエスが織田信長みたいな革新タイプ。
合理的で有能。人をひきつけるユーモアを持つ。
でも気難し屋で支配的、しばしば対人関係で衝突を招く。
根は優しい、かもしれない。が基本的にサディスト。
相手の一番嫌なところを攻撃する天才。いじめっ子である。
アルヴィンは優がない代わりに不可もない。凡人+。
知的で努力の才に恵まれ、温厚で素直な性格もあり大抵の事はこなせるオールラウンダー。
しかしクラエスのように傑出した才もなく。リーダーの魅力もさほどない。
気が優しいのと素直なのとで戦略には向かず、チェスの対戦成績ではクラエスに勝ったことがない。
いつもクラエスの影に隠れていた悩みゆえに、痛みや折り合いのつけ方よく知っている。
クラエスに対する周囲の不満の芽を早めに見つけて緩和する、そういう気がつく人物である。
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