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《adroad alternate》のPLGaramの作戦本部(?) 燃える物を集めて何事か企んだり、PCの設定を練ったりと、AAでの生活の拠点になる(予定)のblogです。
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プロフィール
HN:
Garam
年齢:
35
性別:
男性
誕生日:
1990/06/09
職業:
大学生
趣味:
中世,RTS,チェス,読書,TRPG,なりちゃ,料理,映画
自己紹介:
好き:
・なりちゃ、TPRG(徹夜も辞さぬ!)
・中世ヨーロッパ&トールキン的ファンタジー
・混沌としたものと同時にほのぼのとしたものも好き
・亜人種バンザイ
・甲冑大好き
・戦術的な頭を使うゲーム(戦略は苦手)
・好きなゲームはMount&Blade,Company of heroes
・ロマンがあるのはWWⅡまでだと思っている
・騎士道はロマン

嫌い:
・ヌルゲー、能力インフレゲー
・ファシズム
・辛い物
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掌編とはいえ最後まで書ききるとは珍しいな……。
などと我ながら呆れてしまう今日この頃、しかし文章を吐き出す、書く時の抵抗感は昔より大きく減ったように感じる。ここ数ヶ月のブランクがその点に関してはうまく作用したかもしれないです。
しかし精査する能力や全体を把握する能力は相変わらず、読み返してみると穴があったら入りたい気分に……よし、ここに塹壕を掘りましょう。

【なう、スコップんぐ】

王立工兵隊はスコップ一つで陣地を築き上げるのです。
茶番は置いておいて、ふーむさてはて、リアルはなんだかもうどうにもならなさそうなので、とりあえず悪化しなければそれで良し、出来る範囲で動くとしましょう。
発作を防げないまでも緩和することはできているし、絵を描く体制も整いつつあることだしぼちぼちと。
しかしこうしてしたいことが出来る平和ってのはありがたいものです。
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各PCのリニューアルに備え、デッサン用の骨人形や衣装の写真をグーグルで集める今日この頃。
ペイントソフトの更新、そろそろフリーソフトを卒業してSAIを買おうかと愚考する。

さて、コロコロ変わる天候のせいで僕の健康もコロコロ変わりなかなかチャットも出来ない状況、ここは一つじっくりとRP方針の確認も兼ねてBBSの要領でSSを書いてみましょう。
本日の作業用BGMはガスト社ゲーム「マナケミア」サウンドトラック。アルトネリコやアトリエシリーズも手がけた会社、内容も良いけど音楽も流石です。しかし聞く音楽の8割が洋楽で、残り2割がゲームと映画のサウンドトラックとかどうなの……。渋いおっちゃんのジャズも良いけど、たまにはライトなのもいいんだぜ。 とと、では始めるとしましょう。
という病気を発症したんだ。

冗談はさておき、いつもなら一番体調が悪いのがこの時間帯なんですが、今日は逆に調子が良いです。
昨日まで暑かったのが、今日は昼を過ぎても気温が上がらなかったおかげでしょうかね。
なんにせよ元気になればリビドーが溢れてくるというもの。
フォースの英国面をふんだんに爆発させたいと思います。

マズ間違いなく続かないエネルギーなので、設計段階から超掌編と定めます。


んーむ、戦闘を書きたい。
腕を振り回し、足は後退しながらもひたすら撃ち続けるような戦闘を。

登場人物は味方側がせいぜい3人、敵側は1人が限界だろうか。
世界観は……んー、架空近代。アームストロング砲と装甲飛空船の時代。
主人公:まじめな少年、超がつく貧乏艦長
じい:変態的な意味での英国紳士
護衛対象の貴族少女:ドS

うーむ、コレは酷い。

英国をモチーフ、ならば敵はドイツであろう。

敵将:デザートフォックスならぬ空の狐、天才肌、直感的な指揮、ただし変態。

よーし、シチュエーション。


アルビオン空軍所属、空挺フリゲート艦ソフィー号は遠征からの途上でとある殖民島へ寄港した。
しかし中立国ゲルマニアの突然の宣戦布告を受けソフィー号には本土への帰還命令が出される。
パーシヴァル艦長は即座に補給を済ませ、酒浸りの部下を酒場から船倉へ蹴飛ばすや帆を張り、風石をエンジンに放り込んですぐさま出航を決意する。
あわよくば戦争のドサクサで敵艦を拿捕し、たんまり賞金を得て貧乏からの脱出を図ろうとたくらんでいたのだが、出港準備を進めるソフィー号へ猛然と近づく一台の馬車。
降り立つは一見可憐な貴族令嬢、しかし二本の足で立ち、自信に満ちた傲慢な口調で彼女は言う。
「わたくしを本土へ送り届けなさい!」
大貴族の令嬢が軍艦に乗るなどありえないことである。
しかし、敵軍の脅威が迫る中、本人の要請を無視して置いてけぼりにしたとあれば首が飛ぶ。
逆に軍艦に乗せて、ソフィー号が撃沈、拿捕されて彼女が危険にさらされても首が飛ぶ。
ましてや欲をかいて敵艦を拿捕しようと彼女を危険にさらそうものなら以下省略。
頭を抱える艦長を他所に令嬢は召使を引き連れ、堂々と船室を占拠するのであった。

――アルビオン本土まであと4日の距離 アルビオン国南方の上空

「……僕はなんてついていない男なんだ。」
ソフィー号の甲板は働く男達の喧騒に包まれている。
それでも、舳先の一角は上空の澄んだ空気を最初に受ける場所とあって、快適だった。
艦長パーシヴァルは小柄な体躯を手すりに持たれて、遥か下方の雲海を力なく眺めていた。
「ふぉふぉ、若干19歳でフリゲートの艦長に昇進された方が何をおっしゃりますやら。若い士官がこれを聞いたらこぞって殴りにやってくるでしょうな。」
傍らに姿勢良く佇む執事然とした初老の男性が品良く笑った。
御年56のこの男は先代からパーシヴァルの家に仕える家令で、先代以来幾多の戦場を共に歩いてきている。
「そうは言うけどね、断っても駄目、承諾しても駄目、やっと煩く命令されない立場になったと思ったらとびっきり煩くて我侭な暴君にこき使われるときたもんだ。これが嘆かずに居られるかい。」
大げさに嘆いてみせる少年、貧乏ゆえに、艦長を示す肩の金モールは真鍮の表面に塗料を塗っただけの代物で、しかもそれも所々はげているあたりが悲哀を誘う。
そんな彼に家令はニヒルに笑って肩を竦めた。
「なに、貴方様もあと1、2年もすれば奥方をもらいましょう。そうなれば毎日が尻にしかれ……」
「残念。僕は父様みたいな過ちを犯すつもりはないよ。僕の好みは物静かな清楚な子さ!」
まるでコトダマを気にするかのように慌てて言う艦長に家令は楽しげに笑った。
「ハッハッハ、先代様もそのように申しておりましたなぁ。……まぁ、人を好きになるというのは理屈ではございませぬゆえ、そのときにならねばわかりませんが。」
言うや懐から靴下を取り出し、嗅いだ。恍惚とした表情になる。
「私などこれを始めて嗅いだときからぞっこんで……」
「――衛兵、衛兵、この変態を営巣にぶち込め。」
本気で衛兵を呼びかねない主を家令が眺めていると、背後に日傘を持った影が現れる。
「貴方達はいつも楽しげでよろしいですわねぇ……。」
上品に、けれどたっぷり皮肉を込めて笑うのは先ほどまで噂に上っていた貴族令嬢。
忍び足で逃げようとする艦長を他所に、家令は先ほどまでの変態的な表情を嘘のように潜めて美麗なお辞儀をする。
「これはこれはエリ様。見苦しいところをお見せいたしました。このようなところにおいであそばすとは、何か用命でもございましたかな。」
「えぇ、実はちょっとした用がございますの。」
ニッコリ、大層美しく微笑む令嬢。優雅な微笑にも関わらず異様な迫力を滲ませながら、

――ガシッ

「……こちらの艦長様に、ね。」
ミシミシ……、そんな擬音がしそうなほどな力で、逃げ出そうとする艦長の首根っこを片手で掴みつつ微笑みを維持する。一方の艦長はまるでキツネに捉まれたねずみのように怯えていて、
「い、いかがなさいましたかエリ様。しかし小官は艦の運営に関する火急の用件が……。」
「あらあら、そんなに忙しい方がココで!」
艦の舳先を指差し、
「私の悪口を言うお暇があるとは意外ですわぁ!」
ミシミシミシミシ……!
「き、聞こえておいででしたか」
「んまぁ!本当におっしゃっていたんですのッ!」
まんまと釣られて顔を青くする艦長。
ちなみに身長差では令嬢の方が20センチほど大きく、首根っこをつかまれた艦長のつま先は甲板から浮いている……。
「ま、まぁまぁ。それよりエリ様、艦長にご用件がおありなのでは。」
「えぇそうでした! 私の部屋の空調の調子がおかしいのですの。」
ソフィー号は風石を動力で燃やして航行する船である。補助動力として帆も用いるが、風石の出力はかなりのものでそれだけでも航行は可能、余った動力は艦内の空調に回し、一般船員の船室までは無理とはいえ、上級士官の客室は須らく空調が整えられている。
しかし令嬢が言うにはどうもその空調の調子が悪いらしい、今朝の士官会議では特に誰も気づかない様子だったが……。
「気のせい、ということはありませんか。」
ぶらーんと吊られながら艦長が尋ねる。威厳もへったくれもないが表情は真剣だ。
「いいえ、それはありませんわ。私たしかに異音を耳にしましたの。温度にもばらつきがありますし、汗ばんでしまいましたわ。私ちょっとした変化にも敏感ですの。」
人の感情の機微はわからないみたいですがね。
と口に出そうになるのを堪えつつ、しかし本当なら由々しき事態だ。
空調の不調はすなわち動力の不調であり、動力の不調は艦の行動能力を左右する。
事態を重く受け止めた艦長は機関長に調査を命じようと甲板に足をつけるが、その目的が果たせることは無かった。

「艦長! 下方2時の方向に艦影!」
「空兵、詳しく報告しろ。」
「はっ、艦影2……近海用高速フリゲートです。軍旗確認――ゲルマニア空軍艦です! レキシントン、及びレグニア!」
艦長は思わず零れそうになる舌打ちを堪えた。近海用高速フリゲート……長距離航行用フリゲートのソフィー号に対し瞬発力に優れ、砲門数もソフィー号が48門艦なのに対し62門艦、短距離航行においてはスピードで圧倒的にあちらが上だ。
「各員砲戦用意! ミスタ・ワイアット、クルーに銃とサーベルを配りたまえ!」
「アイ・アイ・サー!」
「ボロディン軍曹、空兵隊を甲板に集合させよ!」
「ヤー!」
唖然とする令嬢の腕から、まるで猫のようにするりと抜け出すや矢継ぎ早に命令を飛ばす。
先ほどまでのまったりした雰囲気はなりを潜め、幾多の砲火を潜り抜けてきた艦長の姿がそこにはあった。
「……これはこれは、旗色がまずうございますな。」
「グチを零すな。 僕たちは負けてはならないが、今日は一層負けてはならぬ。貴族の令嬢を守りきれぬとあれば――」
「沽券に関わりますかな?」
「……いや、予算が削られる。」
「――ほぅ!それは困りますな。ただでさえメシがまずいというのに。」
「うん、新兵が吐き出すくらいマズイメシが更にまずくなるんだぞ、想像できるか皆。」
「無理っすね。」
「人の食いもんじゃないっしょそれ。」
「神よー!お助けー!」
「……議会の連中は二言目には予算を削りにかかってくる、絶好の口実を与えるわけにいかん。――さぁ諸君!判ったら仕事に取り掛かりたまえ、明日の食事のために!」
『おぅ!』
戦闘前だというのに、皆ゲラゲラと笑いながら艤装についていく。
砲手長がガンデッキに陣取り、砲列甲板から48門の砲が次々と突き出されていく。
少年水兵が火薬を持って走り回り、それぞれの砲で砲口にスポンジを突っ込む音が響いた。
だらけた雰囲気を一変させキビキビと仕事に取り掛かるクルー達の豹変振りに圧倒され立ち尽くす令嬢であったが、艦長は彼女の前で優雅に礼をする。
「当艦はこれより戦闘態勢に移行します。まもなくここは鉄の弾が飛び交う戦場と化しますので、ご令嬢はロウアーデッキにてお待ちくださいますよう。 ――ミスタ・リキッツ! 彼女をご案内さしあげろ!」
「アイアイ艦長。 さ、こちらへ。」
リキッツが手を差し出す。しかし令嬢はそれに動揺した様子で艦長を見上げる。
本当に大丈夫なのですか。初めて戦闘に遭遇する彼女の不安が、言葉にせずとも伝わってくるのを感じ艦長は頬を掻いて照れくさそうに笑った。
「当艦のクルーはベテラン揃いです。私がヘマをやらかしてもしっかりフォローしてくれますよ。」
「――…私の、せいかしら。」
令嬢らしからぬ様子で唇を噛み、俯く。
彼女を乗せていなければ、わざわざ本土への最短ルートを通る必要もなく。
そもそもあの2隻は彼女の身柄を狙った可能性が高い。
令嬢の様子に艦長と家令は目を丸くした後、朗らかに笑った。
「いいえ、とんでもありません。我々の悪行は広く知られていることでしてね、ほら、あの船の艦長を御覧なさい。心なし怒りに顔を赤くしているようには見えませんか?」
「おぉ、あの男は懐かしい。半年前の航海でしたかな?我らに船を拿捕されて財産を根こそぎ奪われたのは。」
「はっはっは!結局賞金は本部に奪われたがね! ……いずれにせよ、貴女様がおきになさる必要はないのですよ、私達は戦う相手が居て初めて食べていけるのです。こなければ逆に困ります。」
「艦長の給金だけでは使用人の給料も払えませんからなぁ!」
「バラすな!恥ずかしい。」
本気で恥ずかしがる艦長。しかし二人の気配りに、令嬢は綻んだ表情でクスりと笑った。
笑われて目を見合わせる二人。
「――お邪魔してはいけませんわね。私も、私の本分くらいは心得ておりますわ。」
悠然ときびすを返し、リキッツの手を取る。パラソルをくるりと回して、優雅に膝を屈した。
「……ご武運をお祈りいたします。」
二人は崩れた敬礼と笑みを向けた。
「はっ、見事勝利してご覧に入れましょう。」


「……とは言ったが、流石に早いな。」
「左様ですなぁ、全くうらやましい限りです。」
「そうは言うがな、ソフィー号だって良い娘だぞ? 長距離航行の荷物をぎっしり詰め込んでいなければもっと早く動けるんだ。」
トップデッキ、操舵手の傍で艦長は望遠鏡で敵艦の機動を眺めている。
家令はその隣に佇み、次第に大きくなってくる艦影に目を細めた。
「見事な運動ですな。これは上手回しは苦しいですかな。」
視線の先、透き通るような空と雲海の向こうでは2隻の艦船が優美な曲線を描いて航行していた。白い帆は風をよくはらみ、雲の上をすべるようにして進むそれは船の統率の高さ、そして推進力の優秀さを物語っていた。
「……ん、恐らく先手を取られるね。逃げても一隻が退路を塞ぎ、それを避けようとすれば速度が落ちたところへもう一隻が接舷しにやってくる。」
「かといってこちらから仕掛ければ速力で勝る敵を捕らえるまで、相当な時間一方的に砲火にさらされますな。――ハッハッハ!八方塞とはまさにこのことですかな。」
「ふっ、全く僕たちはバカの見本だね。見ろ、僕の船のクルー達を。はした金で命を張り、今もこうしてわざわざ危険に飛び込もうとしている。だというのに、誰一人として嘆かないどころか皆楽しげだ、救いようがない。」
「――いかにも。であれば地獄の門番にも嫌われましょう。騒々しくて仕方が無いでしょうからなぁ!」
「違いない……とはいえ地獄の門番も自ら飛び込んでくる者を拒むほど狭量でもあるまい。然らば艦長としてはなんとか勝てる策をひねり出さなくてはな。」
ここ最近の暑さで体調が急下降、熱発を繰り返しながらレポート書いてます。
かくなる上は新型ジェネレーターと冷却装置を装備してですね……あぁ999に乗りたいよメーテル。

ちょこっと熱さましがてらセッション案を考えてみようと思います。
考えてみるだけです、SSもTRPGも実行に移す体力ががが。

しかし体力がカツカツなのは良いところもあるはず、うまいことエネルギー効率の良いセッションを考えてみよう。

まずやりたいこと、コンセプトの列挙を。
んー、でも意外とパッとでてくるものってないんですよねぇ。

なぜか真っ先に「空」ってのが思い浮かんだんですけど、中世で空……うーん。
飛行船とかロマンですけどね、空中島?んー……。
これは却下かな、空だと基本行動の自由が乗り物単位で制限されてしまうし、島で何かするってなったら別に空じゃなくてもいいし……。

空賊、海賊……海も似たようなものか。とはいえ船セッションは過去あったからなんとかなるかな。

時代観に忠実に作ってみたい気もする。
城、風車、街、村、洞窟、牧場、農場、鉱山……。
地域紛争、魔物、異種族間の争い、交易。

なおかつ単純に、意外とセッションって1工程あたりの時間が半端ないんですよね。
かといってRPする暇もないほど詰め込んじゃ意味が無いし。

大体大きなパーツを3つ、小さなパーツを5つくらいが限度かなぁ。

そして冒険者という職業。あくまでも傭兵じゃなく冒険者、なんですよねぇ。
ガチバトルで解決っていうだけじゃ芸がない、うーん。

世界観、生活の延長と考えるなら……。
冒険者の求めるもの……お金、冒険、名声、力?お金かなやっぱり。
後は領主の補完、つまり困ってる人を助ける意味合いでやる人も居るだろうし、中世職業ギルドの民兵組織に近い意味合いもある気がする。

つまり依頼者は何らかの産業形態に属していて、農業、商業、工業……どれが面白いかな。
いっそ領主で軍事……いや、普通傭兵に頼むか。

……"ティン”とキタ。

中世といえば、まだまだ街道の整備も統治の範囲も狭い時代。
古い街道の枝分かれした山道の先に、町の人も忘れたような寂れた村が点在するような時代だ。
そういう村の生産力が高かろうはずもなく。
生産力もアクセスも悪い村をわざわざ保護する領主もいない。
そもそもなんでそんな村に住む?という話もあるんだろうけど、移住の自由が無かったり、なんらかの理由で迫害された部族が集落を作った場合も少なくないだろう。

当然そういう村は賊の餌食になったり、より大きな可能性として野生動物、オーガやゴブリンなどの魔物の脅威にさらされる可能性が高い。

村人が無力、という考えはこの際捨てるべきかな。
領主の保護が無い状態で「現在まで存在できている」だけの能力があると考えた方が良い。
それでもなお勝てないような相手に攻められて、傭兵じゃ受けてくれないような事情……。

相手の正体がよくわかってない、その捜査もかねるということか。

よしよし、大分形になってきたぞ。

そしてGaramセッションですからね。敵は普通に攻めてくるだけじゃ(GM的に)物足りない。
組織的な戦術を用いて攻めてくる、四方八方から、昼も夜も。
戦術を用いてくる相手なら、当然リーダーユニットを設けて。
このリーダーユニットに進行のキーを持たせて、と。


遠方での依頼を終えて、アドロードへの帰路を辿る冒険者達。
しかし貴方達は道を急ぐ余り主街道を外れてしまう。
足元の石畳が妙に古く、傷んでいる事に気づいた頃には深い森の中だった。
振り返れば来た道は蔦や落ち葉、複雑に絡んだ木の根で判別できず、結局冒険者達は森の中で彷徨うこととなる。
帰りの食料や水もほぼ底をつき、このままでは最悪アドロードにたどり着く前に日干しになってしまうだろう。

ともあれ、このままでも居られない。
重い足を進めようとした刹那、森の奥、進行方向から数日振りに聞く自分達以外の発する物音が聞こえてくる。

だがそれは――戦いの喧騒だ。

視界の先では村が焼かれ、女子供の悲鳴と狼藉を働く武装したオークどもの姿が見えた。
武装した男達がオークらと切り結んでいるが、戦況は芳しくない。

冒険者の姿は両者に認識されておらず、一方的に奇襲をしかけられる状態にある。
職業意識、正義感、晩御飯への欲求……等さまざまな事情から、貴方達は武器、或いは杖を手にオーク達へ向けて駆け出した。



という感じで冒頭は村を襲うオークへの奇襲から始まります。
その後の選択は基本フリーで、最低限の目的は食料を調達し、帰り道を把握すること。
森は深く、地理に詳しい人物の道案内が必要。
なのでぶっちゃけ戦闘で疲弊した村人を剣で脅し食料を調達し、子供を人質にとって道案内をさせる……とかいう外道な方法でもクリアは可能なんですが、そこは……ねぇ。 っ【注:冒険者です】

ゲーム的な目的はリーダーユニット、オークリーダーの捕縛、或いは排除です。

とりあえずGM側としてはあらかじめ人物、拠点等を用意しておき、
後は彼らが目的に従って動きます。

オーク側、村人側、一番動きが大きいのはオーク側ですね。

オークは全員で一気に襲ってくる、ということはしばらくしません。
人間側の戦闘力がそれなりに高いことを承知している彼らは、一気に力攻めをするのを避けて波状攻撃、人間側の疲労を誘ってきます。
数の有利を生かして昼、夜問わず襲撃してきます。

オークの知能レベルとしては指輪物語の設定に準拠、大体ウルクハイリーダー程度、感情的ではありますが人間とほぼ同程度と想定します。

それらを相手に、戦うわけですが。クリアの手段はひとつではありません、
とりあえず一例としては、村長が冒頭で村の防衛支援を依頼してきますのでそれに従ってオークの波状攻撃を撃退しつづければやがてしびれを切らして総攻撃、そこにはリーダーユニットの姿もあるでしょう。

或いは他にも手段は考えられますが、そこは冒険者の皆様にお任せします。
上の手段はあくまで例の一つで、ようは最終的にはオークを無力化し、村長から食料と道案内の提供を受けれれば冒険者側の目的は達成されます。



うーん、GM側として特に念入りにすべき準備は村側から示される情報でしょうかね。
オークの戦力規模、襲撃の周期、リーダーの性格などなど。
理由があってならともかく、GMのミスで情報と行動が食い違うとセッション進行そのものが破綻しかねない…。

登場NPCは少なめに。
かつ敵のHPもかなり控えめに、雑魚敵との戦闘がマンネリすることを避けます。
戦闘そのものには勝てるけど、問題なのは必要な時間に必要な場所で戦闘できるか、ですね。
たとえば事前に襲撃の情報を掴んでいれば先回りして村人を守れるけど、そうでなければ村人が襲われて移動敏捷が間に合わなければやられてしまう、とか。

時間的に考えてオーク分隊は3、4つくらいが限度か。
それぞれに隊長ユニットが1ずついて、自律行動。内容はセッション前にあらかじめ固定しておきますかね。

そうすると時系列が必要になってくるか……。
リアルタイムでセッション進行の予想は難しいので、セッション内の時間で把握するとして。
大体4時節に分けて、村マップは8箇所に分ける。
冒頭の襲撃後に得られる情報――ティンときた。

村人サイドの情報と、
オークサイドの情報を分けてみよう。
村人サイドの情報だけでも行動できなくはないけど、器用ダイス等(腕力も可)で行う尋問でオークに勝てれば、かつオークの階級が高ければ高いほど情報も確度が高くなる。ただ階級の高いオークは達成値高め、と。

じゃあ戦闘の時も殺すか生け捕りか宣言してもらう必要があるか……。
生け捕りを少々達成値を高めにして、と。

マンネリしそうなのでここにイベントをはさんで……ククク(悪い笑い。)

うむ、これなら時間内に収まりそうですし。
Garamの残念な脳内コンピューターでも処理できそうなくらいシンプル!
後は体力と時間さえそろえば。

とりあえずこんなところですかね。
タイトルはどうしようかな……うーん。

「腹ペコ冒険者とオーク達」
「オークは消毒だ!」
「晩飯のために。」

……、駄目すぎる……!(乾いた銃声)

次のGaramはきっと上手くやるでしょう。


テムレイ手製パーツを装備して復活しました、Garamです。
具体的には倉庫で拾ってきたペンティアム1を搭載したぐらいの性能変化……。
実は下がってるんじゃね、というツッコミはさておき。今日は久方に時間が出来る+体調が良いので、AAの噂話からSSを書いてみようかなと思います。最初はなりちゃでソロールしようと思ったのですが、戦闘物を一人で演じるならブログでやるべきかもしれないなぁと。

件の噂は最近キャラバンや馬車が魔物に襲われる、というものです。
主人公はルシアンくん。近々レナと併せてリニューアル(ルシアンくんの場合はキャンペーンでの変化も反映させたいところ)を予定していますが、どんな風に演じさせたものかな。少々逞しく、生き意地汚くなった彼をご覧じいれたい所存。

場所は世界のどこか……でアドロード近郊の街道、周辺には丘陵、両脇に森が広がる待ち伏せには絶好の場所で衛兵の巡回も位置的に難しいところにあります。

物語は動機を強化すればするほど良い、とのことでしたので。キャラバン側にはどんな動機を作ればいいかな…。

ヘンリー・ハイアッド
ノエル・ハイアッド

商人の親子、父ヘンリーは42歳、一度事業に失敗し苦労をかけた奥さんを亡くしている。ただそれなりにやり手だったようで事業の建て直しに成功し、今回の積荷を届ければ借金を完済した上おつりがくる。娘ノエルは24歳、幼い頃に父の事業が失敗し苦労してきたが、おかげで"とても”逞しく育った。
ヘンリーは善良な商人。しかし善良というだけで商人が務まろうはずもなく、事業に失敗したのも友人の保証人になったがゆえ、お人よし。娘ハイアッドはそのせいで散々苦労してきたので他者に対して懐疑的、雇った冒険者が年若い少女(後で男と判明)と知って冷やかな態度をとる。

ルシアン・ボードレーヌ

元レンジャー兵、ハーフエルフの被差別民出身。少女めいた風貌というより少女にしか見えないが、亡き親友に受けた顔傷と試練で少し逞しくなった。今回は風来亭で紅茶を飲んでいるところに親子が護衛を募集し、他の冒険者が悉く依頼を蹴ったのを見ていきり立った友人に強制的に引っ張り込まれた。依頼については経験からかなりキナ臭さを感じている。後述のシャーリーとは最近知り合い、初見で誤解から喧嘩を挑まれ、互いに倒れるまで殴りあった結果仲良くなった。専ら彼が優雅にティータイムを楽しんでいると、シャーリーが厄介ごとを持ち込むという関係である。

シャーリー・ラングフォード

ライオンのライカンスロープ。御年18歳の少女。健康的な肌の、美少女といって差し支えない容姿を持つが壮烈なと言って良いほど意志の強い目の印象が強すぎ、また性格が好戦的過ぎるのであまり男性にはモテない。
沸点が低く、一年中喧嘩に明け暮れている。非常にオバカさんだが、性根はまっすぐで仲間を大切にする。しかし自重という言葉は辞書になく、感情の赴くまま行動する。今回の依頼も「困ってる親子を見て、魔物が恐ろしいからといって依頼を避けるなどお前らそれでも男カァアアアア!」と、自分よりよほど少女らしい友人の首を引っつかんで参戦した。
冒険者という職業に意識と誇りを持っているようだ。

情報屋カールスン

ケットシーの情報屋、中年メタボのデブ猫である。好きな食べ物はマグロのフライ、屋台で買ってきたものを常に携えている。傍から見てるとただの冴えない不精なテブ猫だが、裏世界では"猫目”の異名を持つ。闇を見通す猫の目にちなんだ異名の通り、相手が隠したい情報を一番嫌なタイミングに公開する定評からつけられた。一時期大暴れしたせいで各方面から目をつけられ、報復で負傷してからは引退を装って……或いは本心から怠惰な生活を満喫中である。「喋らん猫はただのデブ猫さ。」と良くわからないことを言いながら、毒牙亭でフライを貪る日々を送る。


魔物サイド
紅蓮王バルトフェル

帝国南方の亜人を従える魔物の王、竜人。帝国の迫害を受ける亜人たちを保護し、南方の辺境で帝国に反旗を翻した反乱者達の偉大なる王。周辺の小勢力を卓越した統率力で併合し、炎の使い手であることから紅蓮王の名声を得る。
彼に利権を脅かされた帝国貴族達が、亜人軍を殺戮するための新兵器"スコーピオン”の試作品を帝国中枢から輸入しているとの情報を入手し、手勢を動かしてアドロード近郊を脅かしている。
だが本来彼の目的は亜人の保護と帝国に脅かされないで暮らせる国を作ることであって侵略は本意ではなく、事を必要以上に荒立てないよう望んでいる。

スレズク門の悪魔アクトゥル

バルトフェルの副官、スレズク門の悪魔の異名を持つ竜人の騎士。空を舞うワイバーンを巧みに操り、帝国の聖騎士12名を討ち取るという功績を挙げ帝国からは異名の通り悪魔の如く忌み嫌われている。性格は非常に温厚で主君への忠義も熱い。人間の文化にも理解があるが、必要とあらば剣を抜くに一片のためらいもない。誠実な人物ゆえにだまされやすく、姦計の類は苦手とする。

宰相アンゼルム

反乱軍の内政面における指導者、相手側に内通者を放ち疑念の種を蒔き、南方軍の騎士数十名を現地の司令官自ら裏切りの容疑で処刑させるなど姦計を得意とする。思想的にも徹底したタカ派で、帝国との共存は不可能と断じ、魔族、亜人による帝国の建設を提唱している。計略の実行部隊として暗殺集団を用いる。アクトゥル将軍とは不仲だが、汚れ役も必要と考えるバルトフェルの庇護を受け内政に励む。


1.風来亭にて
登場人物:シャーリー、ルシアン、ヘンリー、マスター、冒険者達。
時間場所:お昼時、冒険者達のたむろする風来亭にて
あらすじ:いつもどおり優雅にティータイムを楽しむルシアン、そこへシャーリーが足音立ててやってきて邪魔をする。喧嘩を始めようとしたところでヘンリーとノエルが現れ、冒険者の募集を始める。様子がおかしい冒険者達とルシアン、シャーリーは彼らの態度を臆病と取って独特な正義感から依頼を受けることを表明する――…嫌がるルシアンの首根っこを掴んで。

2.渡世の情け
登場人物:同じ
時間場所:同じ
あらすじ:全力で抵抗するルシアン、彼には彼なりの懸念があったのだがヘンリーの泣き落としに合い結局抵抗を断念する。話を聞くにつれ懸念が強まるルシアン、荷物の出所を問おうと口を開いた瞬間、シャーリーが二つ返事で了承してしまう。魔物の出が尋常じゃないこと、いくら街道が危険とはいえみすぼらしい商人が出せる報酬の金額ではないこと、何か裏があると考えるが……。

3.「喋らん猫はただのデブ猫」
登場人物:ルシアン、カールスン
時間場所:夕刻、毒牙亭隅のカウンターにて
あらすじ:とりあえず依頼を受ける事を決め、準備の為に分かれたルシアンは懸念を形にするべく知己の情報屋を訪れる。相変わらず不穏な雰囲気の酒場を横切って、隅の席でフライを貪り続ける一匹のデブ猫に声をかける。自らの疑念を話すルシアンに、デブ猫は面倒臭そうに応じて、料理を奢られればようやく口を開く。しかしその内容はヒントというにもあまりにお粗末なものだったが。

4.「明日は"多分”良い日」
登場人物:ルシアン、シャーリー、老婆
時間場所:夕食後、風来亭2階の個室にて。
あらすじ:風来亭に戻った二人はシャーリーの提案によりルシアンの部屋で翌日の作戦を練る。
そこで彼は深刻に懸念を伝えるのだが、一方のシャーリーは明るいもので"多分大丈夫”とルシアンを元気付ける。余計に心配になる彼とシャーリーのやりとり。

5.アンブッシュ
登場人物:ヘンリー、ルシアン、シャーリー、魔物の軍
時間場所:昼過ぎ、街道の途中にて。
あらすじ:翌朝、報酬の力だろうか、或いは胡散臭さを見破れなかったかそれなりの人数が馬車の護衛についていた。昨夜の出来事でやつれたルシアンと元気なシャーリー、商人の一行はアドロードを後にして街道を進む。両脇を森、更に丘陵に挟まれた道、突然一本の矢が飛来し、ルシアンはシャーリーを押し倒し叫ぶ「全員身を隠せ!待ち伏せだッ!」 次の瞬間、空を覆わんばかりの矢の雨が降り注ぐ……。


6.疑念
登場人物:同じ
時間場所:夕刻、戦闘後の街道にて。
あらすじ:多大な犠牲を払って魔物を撃退した一行、死傷者、脱走者の続出で戦力の殆どを喪失し、依頼の遂行は殆ど不可能と思われた。それでもなお先に進もうと主張するヘンリー、疑念をぶつけられた彼はついに真相を口にする。状況を認識した冒険者らが次々とアドロードに引き返し、ルシアンもまたリスクの大きすぎる依頼を断ろうとしていた刹那、シャーリーはあくまでも依頼を受けると宣言しキャラバンに残るという……。
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